旅行に行くと決めてからガイドブックを観ながらニヤニヤしていたのだが、ふと垂れ流していたDVD が目に入った。
映画「愛さえあれば」。個人的にもう本当に大大大好きな作品です。
舞台は南イタリアのアマルフィ海岸にある小さな街ソレント。
断崖絶壁の上にあるレモン畑付きの別荘、アマルフィ海岸一帯に続く街並み、真っ青な空と海、太陽。 なんと美しいことでしょう!
タイトルほど重い内容ではなく、爽やかでハートウォーミングな物語。夫婦、家族のトラブルが描かれているんだけど、ロマンティックなのに重すぎず、ハッピーエンド。
画面の景色にくぎ付けになり、レンタルで適当に手に取った映画だったが、2週間毎日見続けてしまった。
で、ある思いが浮かんだ。
「台湾行くなら、イタリア?」
台湾はどこへ行ったのだ。どこからいイタリアの風が吹いてきというのだ。
現在、仕事をしていない。今あるお金はチマチマ使わなければ底を尽きてしまう。
普通ならここでイタリアに行くという選択肢は外されるはずなのだが、私の心は諦めないようだ。
今思うと気になって選ぶ映画は、舞台やロケ地の一部にイタリアが使われていることに気が付いた。
最近観たいくつかの映画は...
まず、こちら「 NINE 」。アマルフィの海岸沿い(たぶん )を車で走るシーンがとても印象的なのである。
そのシーンを見るたび「ハァー、キレイだなぁ~」とため息をついて同じ場面を何度も巻き戻して観た。それに美しく豪華なキャスト。ペネロペ、ファーギー、ニコール・キッドマン、ケイト・ハドソン、マリオン・コティヤール、そしてソフィア・ローレン etc ...。主人公が送る脚光を浴びる人生の光と影、苦悩が描かれた作品。ロブ・マーシャル監督は裏切らない。うん。
こちらは「 イタリアは呼んでいる 」。既婚男性の二人がイタリアをドライブしながら巡る、ヒューマンドラマっていうのかな? 爆笑珍道中ではいし、ほっこり温まる系でもないかな。おいしいワインに食事、見ているだけでも一緒にリフレッシュできるような感覚に陥りました。女性が見たら男ってやっぱりそういうものなの?と感じる部分もあるかもしれない。
感情が揺さぶられるストーリーではないので、映像だけでも楽しめる作品だと思う。
これはある目的でどうしてもバチカンに行きたい破天荒なおばあちゃんがいろんな出来事に遭遇する物語。好奇心旺盛なおばあちゃんって年を増すごとに強くなって行くんだろうか?明るい気分になれる作品です。
自分の素直な気持ちに従って行動する!!
意識はしていなかったが私のなかでイタリアの風はずっと吹いていたのだ。
けれど引きこもりの私とイタリアがかけ離れていて、そこに自分が行くなんて想像が付かない。
このブログを始めるきっかけの一つに「頭で考えすぎて動けない、だからココロで感じるままに行動してみよう」という思いがある。
ふと浮かんだ自分のココロに従うならイタリアに行くことになる。
もちろん台湾に行こうと思ったのも、ふと思いついたからで以前の香港旅行でアジアの楽しさを少し知ったからだ。
だがイタリアのほうがワクワク感は大きい。
今まで私は、これが良い!欲しい!という気持ちよりも、それに似た他の選択肢を探すことが多かった。
自信がない、高い、難しそう、ムリっぽい、理由はいろいろあったと思う。
欲しいものは手が届かないから二番目で自分を納得させるのだが、直感で感じた欲しいという気持ちはなかなか消えない。残念なあきらめである。
微妙な満足感は後味がよくない。少しの ”何か足りない” 感じが付きまとうのだ。
積もり積もって、自分が何を本当に欲しているのか分からなくなってしまう。
いつからかずっと二番目ばかり選んできたのだから、このイタリアに行ってみたいという気持ちも本当かどうか今は分からない。
実際に行き、帰って来た時にわかるのだろう。
新鮮な気持ちを考えで押し込んでしまう前に動け、私!!
行くのだ! いざ、イタリアへ!!!!